これまでゴー宣道場は多岐にわたるテーマで
開催されてきた。
政治や国防、民主主義、グローバリズム、
昨今ではコロナ、皇室、女性の地位向上・・・etc.
テーマは異なるけれど、そこに通底するのは
「保守とは何か」という思想だと
私は思っている。
何を保ち、何を守るのか。
それは事象によって異なり、
その都度、考えていかなければ
守るべき本質を見誤る。
見誤らないために様々な思考を巡らせ、
どこに軸足を置くかを慎重に検討し、
少しずつバランスを取っていかなければならない。
その思想の鍛錬の場が、私にとっては
ゴー宣道場なのだ。
最近は(も?)保守界隈がワケわからんように
なっている。
保守だの愛国だの誇りだのと叫ぶ連中に限って、
皇統は「男系男子ゼッタイ」だ。
さして勉強もしていないのに、それが伝統と
いわれれば、コロッと騙される。
「男女平等」「人権」といったリベラルな感覚への
逆張りも、そこには横たわっている
(それこそ時処位なのにね)。
側室制度もないのに男系男子に限定したのでは
皇統は途絶えてしまう。
保守ならば、守るべき本質とは
「天皇・皇室」であることは
明々白々だと思うのだけど、
なぜか彼らにとって守るべきは「男系の血」。
それを信じて疑わない人たちが保守を自認している。
「男系の血」のためには憲法違反も厭わない
(立憲主義を否定する言説だということも理解しない)。
どこをどう切り取ったらこれが保守になるのか。
こうして自称保守はゴリゴリの硬直した頭脳で
現実離れした主張を繰り返し、
エコーチェンバーで益々それは強化され、
フィルターバブルでもはやそれは確信から信仰へと
昇華されていく。
常識ある庶民は、胡散臭い彼らを遠ざける。
一部のバカは、これぞ正しい教義だといわんばかりに
過去に葬り去られた論点を蒸し返す(たとえばY染色体論)。
最近は、保守と書いて短絡的なバカと
読むのではないかとすら思ってしまっている。
さて、5月27日(土)のゴー宣道場のテーマは、
「保守とリベラルの間」〈憲法と平等〉」です。
ゲストに切通理作氏と宇野常寛氏が登壇されます!
フィルターバブルに包まれてなんかいちゃダメ、
縦横無尽に展開される刺激的な議論を
ぜひ一緒に楽しみましょう!
ちなみに5/27は海軍記念日ですな。
応募〆切りは5/15(月)です!!!
【第111回 ゴー宣道場】
■テーマ:『保守とリベラルの間』(憲法と平等)
■日時:令和5年5⽉27⽇(土)14:00〜17:00
■場所:東京都港区
※当選した方にお送りするメールに会場を明記します。
■参加費:2,000円(小学生以下は無料)
■応募〆切:5月15日(月)
お申し込みはこちらから↓
第111回関東ゴー宣道場応募フォーム